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静岡県 高校生対象の医師不足解消のセミナー

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医学部を目指す県内高校生を対象に、深刻な医師不足を解消しようと、6年目を迎えた県の「こころざし育成セミナー」を実施しました。参加生徒は年々増え、担当者は「医師になりたい気持ちを高め、地域貢献の気持ちを育てていきたい」としており、今年は過去最多の10病院がセミナーを開いています。

県によると、県内の10万人当たりの医療施設従事医師数は182.8人で(2010年度)、全都道府県で40位と低迷。医学部に進学する県内高校出身者数(2012年度)も全国平均を下回り、県担当者は「県内には医大が1つしかなく、進学先として身近に感じにくいことなどがある」と話していました。

こうした事情を踏まえ、県は高校生に医療現場をもっと知ってもらおうと、2008年度から毎年8月にセミナーを実施。医療シミュレーターを使った医療の模擬体験や手術室の見学、医師による講演の聴講などが行われています。開始当初は3病院だけでの実施でしたが、今年は10病院で延べ約240人の生徒が参加する予定です。

県立総合病院(静岡市葵区)で8月13日に開かれたセミナーには県内の高校1~3年生約50人が参加。MRI(磁気共鳴画像化装置)の画像を見たり、ICU(集中治療室)を見学しました。静岡市内の県立高に通う2年の男子生徒(17)は「県内の医師不足のことは知らなかった。実際に施設を回り、勉強になった」と満足した様子。また県立高1年の女子生徒(16)は「医療シミュレーターの機能の高さに驚いた」と話していたそうです。

県は昨年度から、このセミナーに参加した生徒を対象に冬と春、大手塾講師を招いた受験対策セミナーも開いています。県は「医師を目指す生徒をどんどん後押ししていきたい。関心のある生徒はぜひ参加してほしい」と話しているとのことです。

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