予備校比較と医学部受験のための情報サイト!

三重県名張市 地域医療の魅力アピール 医学生のサマーキャンプ開始

SHARE

三重県名張市の市介護老人保健施設「ゆりの里」で8月16日、地域医療の魅力をアピールする医学生のサマーキャンプが始まりました。市立病院が初めて実施する「第1回隠(なばり)サマーキャンプ」は、県内外から医師国家試験に合格してから2年以内の研修医11人と医学生11人が集まり2泊3日で街中で医療ニーズを聴き取るなどの企画が行われます。

名張市立病院は平成9年4月に開院し、内科など9診療科がある上、200床を持っています。しかし、指導教授の指示などで地域で臨床研修していた慣習が平成16年に医学生の臨床研修の義務化で自由化され、研修医が都市部の病院に集中。市立病院も最低限必要な30人の医師数が満たせなくなり、平成21年度は24人にまで減り、給与の引き上げなどで対応しているとのこと。現在は三重大からの出向を含め40人が勤務し急場をしのぎましたが、恒常的な医師確保のため毎年、サマーキャンプを開催することにしたそうです。

初日は、「こういうときには俺を呼べ」と題し名張市介護老人保健施設「ゆりの里」の副院長や小児科医長らが講義。当直勤務の際の救急患者の診察と、専門医を呼び出すタイミングなどを学んだそうです。また、研修医でもできる応急手当てと、専門医が必要な医療の見極め方なども紹介され、臨機応変な対応に研修医らは熱心に聞き入っていたとのこと。

街中で調査する研修は8月17日にあり、市中心部に足を運んで、商店街や集会所の11カ所で、お年寄りらから医療ニーズを聴くなど医師に求めるものを聞いて回ります。伊藤宏雄院長は「地域で暮らす患者さんのニーズを把握してもらって、地域医療を目指す糧にしてほしい」と期待。

地域医療の現状を知るため参加した三重大医学部3年の日下裕佳さん(27)は「少し前の朝のテレビドラマ『梅ちゃん先生』のように、町で一番信頼されるお医者さんになりたい」と話していました。また、今回の企画に亀井利克市長は「地域完結型の医療を進めるためには、病院と地域の人たちの連携が必要」と話していたそうです。

人気の記事

おすすめコンテンツ