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北里大医学部・岩崎講師 てんかん患児の治療効果最大化

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北里大学医学部小児科学講師の岩崎俊之氏が7月4日、小児てんかんをテーマにしたプレスセミナーで講演しました。てんかん患児への治療効果を最大化するため、家庭だけでなく、学校の教師にもてんかん治療に参加・協力してもらう重要性を指摘しました。患児の受診時に親とともに教師が同行し、主治医から患児の病状や、家庭や学校での注意点の説明を受けているケースもあるそうです。岩崎氏は親、学校、医師による密なコミュニケーションや連携が正確な診断と適切な治療につながることを強調し、「適切な治療により小児てんかんは、発作を抑制できる症例が多い。治癒も十分に期待できる」と内服治療を終結できる可能性があることを説明しました。

プレスセミナーは大塚製薬とユーシービージャパンが実施したものです。両社は日本で抗てんかん薬イーケプラをコ・プロモーションしています。成人てんかん(部分発作)の併用療法の適応に加え、2013年5月に小児てんかん(部分発作)の併用療法の適応を追加し、6月にはドライシロップが承認されました。

講演した岩崎氏は、「一部の難治てんかん症候群を除けば、抗てんかん薬は有効性が高い。(小児てんかんは)治癒し得る病気」と話しました。そして、早期発見や早期治療が治るための大原則で、患児の日常の病状把握が重要なポイントになると指摘。親による学校での病状把握や、家庭での服薬継続がカギを握るとの見方を示したとのことです。

医師が患児の病状をしっかり把握するための項目として「抗てんかん薬の内服状況」、「てんかん発作時の状態(チアノーゼの有無など発作様式、持続時間、好発時間などの誘因)」、「副作用の有無(疑い含む)」、「抗てんかん薬以外に、近医で処方されている薬剤」、「学校を含めて周囲との折り合い」の5つが挙げらています。

ただ、学校の協力を得るためには、担任ら教師も病状などを理解する必要がありますが、医師には守秘義務があるため、教師に電話などで病状を説明することができません。このため、前例を引き合いに出しながら、患児の受診時に教師も同行してほしいと要望しました。「てんかん患児からのサインを見逃さないために、学校の先生も病気と闘う仲間になってもらうことが重要」と岩崎氏は話していたとのことです。

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