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脳死判定医リスト化で臓器提供の機会増加へ

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日本移植学会ら54団体がつくる協議会は、派遣可能な脳死判定医のリストをまとめたことを7月23日の会合で報告しました。脳死の人やその家族が臓器提供を望んでも脳死判定医の不足でその意思を生かせない事例を減らし、臓器提供を増やすことが狙いです。職場で派遣の許可を得た278人の医師がそのリストに記載されており、この取り組みによって人手不足の施設でも近隣の施設と連携して臓器提供が行えるようになることが期待されています。

内閣府が2013年に3000人を対象にした調査によると、脳死と判定された場合43.1%の回答者が臓器を「提供したい」または「どちらかといえば提供したい」と答えましたが、未だ臓器提供は年間40~50件台に留まっており、先進国では最小の水準となっています。

というのも、臓器提供は制度上約900の医療施設で可能ですが、脳死判定には脳死の十分な診療経験と一定の資格を持つ医師2人以上が当たることが義務付けられています。また法的脳死判定前の「脳死とされうる状態」から臓器摘出までに平均60時間以上かかってしまうため、医療施設の人員的・時間的負担は大きく、こういった状況が、臓器提供が増えない要因とされています。

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