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フィリップスと長崎大、病理医不足解消

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株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンと長崎大学は8月、「遠隔病理レポートシステム」の実証試験を始めます。「遠隔病理レポートシステム」で多施設間での病理画像やリポートの共有が可能となれば、病理医間のコミュニケーションが円滑になり、遠隔地の専門医からアドバイスを受けやすくなります。

この試みの背景には、深刻な病理医不足があります。病理医とは、主に「病理診断」を仕事とする医師のこと。患者から採取された細胞を観察し、病変の有無や病変の種類を診断します。臨床医は病理医の病理診断を受けその後の治療や手術方針を決定するため、病理医の仕事は極めて重要な仕事です。また、「病理診断」以外にも、患者の死因、病態解析、治療効果などを検証し、今後の医療に活かす「病理解剖」なども行います。

日本では、高齢化に伴って病理診断件数が増加する一方で、病理医数は国民10万人当たりの比較でアメリカの3分の1程度にすぎず、大幅に不足しています。また、病理医数の地域間格差や病理医の高齢化も今後の課題です。このような諸問題を緩和すべく、「遠隔病理レポートシステム」の試みは始められました。

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