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群馬大 人体模型使い英語授業

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群馬大医学部が、授業や実習で忙しい医学部生にもっと英語に興味を持ってもらおうと、人体模型を使用した筋肉や内臓などの部位を教えるユニークな方法を取り入れた2年の英語の授業を実施しています。学生からは「解剖学の授業にも役立つ」と好評で、解剖学担当の村上徹准教授は2014年3月、日本解剖学会で取り組みを発表します。

11月末、医学部2年の英語授業では、アメリカ出身の非常勤講師ディアナ・クローズさんが「Where is the rectus abdominis?」(腹直筋はどこですか?)と尋ねると、3~4人のグループに分かれた学生は、目の前にある高さ70センチの人体模型に筋肉の形に整えた粘土を貼り付けたそうです。

「rectus abdominisか…。It’s here」(ここです)と模型を見つめながら英語をつぶやく学生の瞳は真剣で、教室は活気づいていたとのこと。

模型は、アメリカの高校などで使われている教材粘土で学ぶ解剖「アナトミー・イン・クレイ」です。昨年、英語の非常勤講師に就任したクローズさんが目にとめたことをきっかけに、群馬大がアメリカから17体(約100万円相当)を輸入しました。

学生から「医学の役に立つようなものを」と要望を受けて、2010年までは従来の英語の授業を行っていましたが、2011年から留学生を起用した医学の英語論文の講読に変えたそうですが内容が難しすぎて不評だったそうです。

医学部では2年後期から必修の解剖学が始まり、学生は講義と実習で膨大な課題をこなさなければなりません。負担を抑えて効率よく学べるようにと「解剖学に役立つ英語授業」に方向転換しました。

クローズさんは普段は子ども向けの英会話教室を営み、医学は専門外とのこと。解剖学の洋書を10冊ほど取り寄せ、毎回、十分な準備をして授業に臨んでいます。

村上准教授は「最新の医学論文は例外なく英語なので、学生のうちから英語に親しんでほしい。医学が進むにつれ教科書はどんどん厚くなり、学生の負担が増えている。その中でもやる気を持って英語を学んでもらえれば」と話していました。

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