現役合格している人はいつから医学部を目指しているのか

2015年4月に医学部に入学した411人を対象にした、朝日新聞社の調査によると、医学部に現役合格している人の55%が高校入学時にすでに医学部を志望していたそうです。これに対して、浪人生や再受験生で高校入学の段階で医学部を志望していたという人は40%。現役合格生が早い段階から医学部入試を意識していたことがわかります。

高校生になってからでも、いつから医学部を志望するかによって、現役合格の可能性は変わってきます。現役生には推薦入試というチャンスがあり、これは高校生活の日々の積み重ねによる評定平均や学校活動で受験資格を得られます。推薦入試の合否判定で大きなウエイトを占める小論文の対策もまた、日々の積み重ねが生きてくるものですので、対策が早ければ早いほど合格の可能性を高めることができるのです。

現役生はなぜ推薦入試にチャレンジするべきなのか

医学部を目指す現役生が推薦入試にチャレンジしたほうがよい一番の理由はと言えば、倍率の低さにあるでしょう。一般入試の倍率が10~15倍なのに対し、推薦入試は約5倍。医学部の推薦入試は他の学部の推薦のように、かなりの確率で合格できるというものではありませんが、1点が合格を左右する熾烈な医学部受験において、低い倍率で戦えるということは大変有利なことです。

また、推薦入試の受験資格をほとんどの医学部が現役生に限定しています。生活の全てを使って受験対策をしている浪人生と同じ土俵で戦わなくてすむことは、現役生にとって大変な魅力です。また、学力だけでなく、小論文や面接といった、将来の医師としての素質や熱意が合否を大きく左右するということも、一般入試で受験対策が間に合わないケースの多い現役生にとって大きなチャンスとなります。

高校1年生から準備すべきこと

医学部を志望するにあたり、高校1年生からできる推薦入試対策とは何でしょうか。国公立医学部の推薦入試ではセンター試験を課す大学がほとんどです。そこで今のうちから、国語や社会などは学校の授業でやったことをしっかりと身につけて、センター試験直前に時間を割かなくても済むようにしておきましょう。また、日頃から社会情勢や医療ニュースに興味を持つことは推薦入試で大きなウエイトを持つ小論文の対策として有効です。ニュースに触れ、社会問題について考える時は、常に「医師としての自分ならどうするか」ということを念頭に置いて考えることが大切です。

受験間近ではできない読書もしておきましょう。小論文の問題は医療系に限らず、人文社会学系の問題も出題されます。受験間際はどうしても時間を取りづらくなるので、今のうちから本を読み、読解力を養いたいものです。

医学部推薦での小論文・面接について

医学部推薦入試では学力考査ももちろん行われますが、小論文や面接試験が一般入試よりも重要視される傾向があります。志望大学のホームページや要項で試験の概要を確認することは当然ですが、問題や質問内容などは非公開としている大学がほとんどで、個人では対策しにくいのが現実です。そこで、医学部推薦入試のノウハウのある予備校などを利用すると、効率の良い対策をすることができるでしょう。

小論文や面接で、大学側が受験生の何を見ているのかと言えば「医師としての素質」です。小論文では論理的思考や医師となる心構えはもちろんのこと、時間内に規定の文字数をクリアできるかという精度も試されます。また、面接で試されることは主にコミュニケーション能力です。コミュニケーション能力は、患者との間でも必要なものですが、近年の主流となっているチーム医療を行う上でも重要なスキルとなっています。

実際の推薦入試対策とは?

一般入試対策には過去問演習が有効な手段ですが、試験内容が原則非公開である推薦入試の対策はどのように行えばよいのでしょうか? 各大学の募集要項で小論文に英文があるだとか、面接がグループ面接であるだとか、ある程度の情報が得られる場合はそれに即した対策を取ることも可能でしょう。しかし、情報が全く与えられていない場合や、より確実な対策をしたい、ということであればプロの手を借りることをおすすめします。推薦入試に実績のある予備校には、長年積み重ねてきたノウハウがあります。小論文、面接対策はもちろんのこと、推薦入試の学力考査についても一般試験とは違った対策をしなければならないので、ぜひ実績のあるプロに相談してみてください。