医学部受験において最適な環境が整っているのはどんな予備校だと思いますか?人によって最適な環境は違うはずです。予備校講師のHさん、Nさん、予備校教務主任のMさんに話を聞いたところ、以下のような解答をもらいました。

「自分のことを客観的に見ることができ、学習計画も立てられ、自分で勉強ができる人は大手予備校などの集団指導でも問題ないでしょう。勉強の仕方が分からない、自分で受験勉強ができないといった人は医学部専門で個別指導をしている予備校がお勧めです。」

勉強方法が分からない人はなぜ集団指導の予備校ではダメなのでしょう。

「集団指導の場合は決められたフォーマットでしが授業をしないからです。言い換えれば、そのフォーマットに合わない生徒は取り残されてしまいます。いくらクラス分けしていても数十人いれば得意な科目や分野も違います。もちろん一人ひとりで覚える速さや理解度も違うので、同じ授業を受けていけても個人差が出てしまうんですよ。ここだけの話、学力でクラス分けされた集団指導や少人数制指導は、学力がハイレベルのクラスであれば1年で医学部を目指すこともできますが、下のクラスになると1年で医学部を目指すのは難しいと思います。なぜなら、集団や少人数制の場合は一人ひとりを見ることができないため、学力を合格レベルにまで引き上げるのが難しいからです。そのため、トップレベルのクラスの生徒たちは合格を目指す指導を受けて合格実績を出し、下のレベルのクラスの生徒たちは1年間勉強したというある程度の満足感だけを与えられ、翌年からやっと合格を目指すというケースがほとんどだと聞いています。」

では、集団指導を行う予備校で、個別指導も取り入れている予備校はどうでしょうか。

「そういったタイプの予備校も基本は集団指導を行い、補習的な役割で個別指導を用意しているようです。集団指導はカリキュラムが組まれていますが、個別ではカリキュラムがないため、生徒の方から講師に教えて欲しいところをリクエストする形になっています。しかし、自分のことを客観的に見られない生徒が自分の聞きたいところだけを聞いている授業では、医学部合格を目指している人には不十分だと思いますね。」

個別指導の予備校はどうですか。

「個別指導というと家庭教師と混同する人がたまにいますが、本当の個別指導予備校と家庭教師では全く違います。
家庭教師は講師が教務を兼任でやっている場合が多いため、家庭教師の授業内容を客観的に見れる人がいないケースがほとんどです。学習計画に沿ったカリキュラムもなく、家庭教師が教えたいものを教え、生徒が聞きたいことだけを聞くという授業になっているケースが多いと聞いています。
個別指導の予備校では、マンツーマンで講師が指導するので、集団指導のようにフォーマットから外れるということもありません。生徒一人ひとりのレベルに合わせて授業を行います。講師と教務がきちんと分かれていれば、生徒は第三者の客観的な視点から作成さいれたカリキュラムと授業を受けることができ、生徒にとって必要な指導だけを受講できるのです。そして、講師はアルバイトの学生ではないプロ講師が授業をする予備校を選ぶべきだと思います。指導経験が豊富な講師の授業は医学部受験で必ず役に立つはずですよ。」

  3大予備校
(医系コース)
医系予備校
(集団指導)
医系予備校
(少人数制+個別)
医系完全
個別指導
家庭教師
国公立医学部を
目指す
私立医学部を
目指す
学力レベルが
高い
学力レベルが
低い
× × × ×
苦手科目を
克服したい
× × × ×
自分を客観的に
見れる
自分を客観的に
見れない
× × × ×
自分で積極的に
質問できる
自分で積極的に
質問できない
× × ×
学費を
抑えたい
× × × ×
学費は
惜しまない
学力に合った
勉強がしたい
× × × ×