予備校を選ぶ時、合格実績が気になる人も多いはず。各予備校のホームページには、毎年すばらしい合格実績が載せられていますが、予備校教務主任を務めているMさんによると、合格実績は予備校によって解釈が違うこともあるそうです。

「本来の考え方としては、普通の予備校であれば1回以上その年の有料講座を受講して、その受講生が受験に合格したら、合格実績として載せることが可能となっています。
医学部の場合だと、一次合格、二次合格があり、二次合格して初めて他の大学と同じ"合格"になるため、二次合格した人数で発表するのが一般的なルールです。」

では一般的でない場合はどうなのでしょうか。

「予備校によっては、無料講座を受講した人、もしくは有料・無料に関わらずテストを受けた人、去年の生徒でも受験に受かれば合格実績としてカウントするケースもあるんですよ。さらには、医学部の場合、合格ラインを二次ではなく、一次で算出している予備校もあると聞きます。ホームページの場合は、算出根拠を絶対書かなくてはいけないといった規定もないので、予備校側の都合の良いように合格実績を調整されているケースがあるということは頭の隅に入れておいた方が良いと思います。」

衝撃的な話ですね。医学部予備校でも同様なんでしょうか。

「医系予備校の場合は母数が少ないため、「合格者数」ではなく「合格率」でホームページ上に掲載しているところもあります。そこでも数字の調整が行われている場合があり、優秀な生徒がいるコースに限定することによって合格率を上げているという話も聞いたことがあります。実際には他にもたくさんコースがあって、合格できなかった生徒もいるはずなのに、一部の優秀な生徒に絞って数値を上げるといったことは意外と多いらしいです。」

医学部受験に合格しているのは、全国でもわずか5%程度と聞きます。それなのに、医学部医学科に合格している人がどの予備校でも何百人もいるとなると、ちょっと違和感を生じますね。予備校側も生徒を集めるためにこうした試行錯誤をしているということは知っておいて損はないはずです。