予備校を選ぶポイントの1つに学費があると思います。しかし、安ければ良いというわけでもなさそうです。予備校講師の方々によると、なんでもかんでも無料と謳っている予備校に関しては注意が必要だとか。

予備校に通った経験のある人の話では、「学費が気づいたらとんでもない金額になっていた」なんてこともあるようなので、そうならないためのポイントを教えてもらいました。

ポイント1:入校する前に行う面談できちんと年間の学費のトータル金額を学年別に聞きましょう。

自信のある予備校であれば、金額をしっかり教えてくれますが、やましいところがある予備校の場合、少なく見積って途中で予備校を辞められない状態になってから授業回数を増やすなどして学費を増やそうとするところもあるんだとか。ですから、1年間でどのくらいの金額がかかるのかは必ず確認した方が良さそうです。

ポイント2:月謝制はお得ではないかもしれません。

月謝制は良心的というイメージがあるかもしれませんが、実際はそうでもないという話も聞きました。月謝であっても、年間支払であってもトータル金額は同じ。途中で辞めやすいという点はメリットですが、1カ月ごとに区切って学習スケジュールを立てているため、年間での学習計画が立てづらく、講師も1年間一緒ということはなかったりするので、医学部受験によって良い環境とは言えないそうです。
さらに、月謝制の場合は毎回追加授業の提案を予備校側から受けるので、予測していた学費よりもオーバーしているということもあるという話も聞きました。

ポイント3:予備校の学費=必要経費と考えましょう。

医学部受験専門予備校に関しては学費が高いと言われていますが、医学部受験に合格できる人は極わずかなことを考えると必要経費と言えるのではないでしょうか。ただ単に高いのではなく、理由があっての値段である予備校もあります。きちんとした学習環境、選び抜かれたプロ講師の確保、良い教材などを揃えるのにコストがかかってしまうのは仕方ないのではないでしょうか。激安を謳っているような予備校の場合、本来必要であるコストを削ってその価格にしていたりするそうなので、受験に最適な環境とは言えないことが多いようです。
ですから、学費に見合った学習環境がきちんと整っているのかは自分の目で確かめる必要があると言えそうです。

ポイント4:費用対効果を見ましょう。

集団指導と個別指導では個別指導の予備校の方が学費が高く、夏期講習や冬期講習を除くレギュラー授業の場合、個別指導の方が100~200万程度高い傾向にあるようです。しかし、集団指導の方が安いからといって、学力レベルで分けられた授業で勉強し、授業についていけなくなった場合、恐らく個別指導コースのようなものを追加することを予備校側から勧められるはずです。そうなると、授業についていけなかった分の時間を取り戻すためにもう一度個別で勉強し直すという作業が発生するため、結果的にプラス100~150万程度かかり、時間をロスした分合格できなかったという結果にもなりかねないのではないでしょうか。
医師の年収は開業医であれば2000~3000万円、勤務医であれば1000~1500万円と言われています。ということは、仮に予備校の学費が年間で600万円かかったとしても1年で取り戻せてしまいますよね。ここで考えるべきなのは、200万円高い予備校に通って合格するのと、浪人して次年度も600万円払うことを考えたら「どちらが得なのか」ということです。医師の年収を考えれば、たかが200万円程度です。時間はどれだけお金を出しても買えないことを考えれば、自ずと何が一番いいのかが分かってきそうですね。