合計点主義なら模試判定以上の大学にも合格可能

これまで何度もお話してきたように、合計点主義とは、全ての教科で良い点数を取るのではなく、全教科の合計で合格最低点をクリアするという考え方です。ここでは、合格最低点という部分もポイントになります。なぜなら、大学によって出題傾向や科目による配点が違うからです。この違いを研究すれば、効率よく得点を稼ぐことができ、合格最低点に達するのが簡単になります。

たとえば、数多くの問題を早く正確に解答する反射神経はないけれども、時間をかけなければ高得点が取れる。しかも、英語が得意で数学は苦手と言うA君がいたとします。そんなA君が杏林大学のように全教科マークシート方式で問題数が多く、数学がやや難しい大学を受験しても、なかなか合格最低点には達しません。しかし、同じレベルの大学でも、近畿大学のように問題量が多くなく、記述式の応用問題を出し、英語の配点が高くて数学の配点が低い大学を受験すれば合格最低点に達することができるでしょう。
このように、合格最低点に達することを目標に据えた時、生徒の性格や得意・不得意と志望校の出題傾向との相性は非常に大きな意味を持ちます。言い換えると、出題傾向を分析すれば、模試判定以上の大学にも合格できるということなのです。

とはいえ、受験生自身が自分で出題傾向との相性を調べるというのはとても難しいものです。しかし、最高の医学部専門個別指導予備校では、模試結果がD判定やE判定だった生徒でも、医学部受験合格を勝ち取った生徒が何人もいます。

医学部受験のプロに戦略を委ねるメリット

大学の出題傾向分析は、合計点主義の考え方からすれば非常に大切です。ここで分析を間違うと取り返しがつかなくなります。

ある予備校では、それぞれの大学のレベルはどれくらいか、問題の出題傾向はどのようなものか、似たような問題を出題している大学はあるか、その問題をクリアするためには、どの問題集に取り組むべきかなど、講師会を定期的に開いて常に検討しているそうです。ちなみに、併願校を決める際に、似た問題を出題する大学を探して検討することが重要になりますので、よく調べておきましょう。

また、それぞれの生徒はどんな性格か、どういった分野が得意で、何の分野が不得意か、科目ごとの得意・不得意はどうか、その生徒に効率良く点を取らせるためには、どの科目にどれくらいの時間を割くべきか、といったことも担任が中心となって、各教科の講師との連絡を密にしながら話し合いをしています。

このように、合計点主義によって学習スケジュールを立て、年間スケジュールに沿って勉強させ、その上で生徒に合った大学を受験させて合格を勝ち取るのです。これは医学部受験を知り尽くした受験のプロと呼べる講師が一人ひとりの特性に合った相性の良い大学を選ぶマンツーマン対応の予備校だからできることと言えるでしょう。

受験生にとって、勉強する時間は無限ではありません。たった1年という限られた時間で勉強して総合的に合格点を取るなら、やはりこういった戦略が非常に重要です。的確な戦略を立てられるか、立てられないか、この差は明確になります。ですから、あなたに最適な戦略が立てられる医学部受験のプロを頼ることは、検討の価値が十分にあるはずなのです。

夏までに基礎勉強を終わらせて、志望校を見つめ直す

受験勉強を本格的に始める頃には、すでに志望校を決めている受験生も多いと思います。逆に、具体的な志望校はまだ決まっていなくても、医学部に行きたいという目標はある受験生もいるかもしれません。どちらにしても、受験をする年の夏までには志望校をある程度は決めておいた方が良いでしょう。

そして夏の段階で、志望校の試験レベルで自分が何点くらい得点できるのかを確かめてみてください。そうすることで、あと何点取れるようになれば合格できるのかが見えてきます。現在の得点と必要な得点の差に合計点主義の思考を考え合わせて、後半戦の作戦を立てるのです。

さらに、ひとつの教科の中で、どの分野を徹底的に勉強し直す必要があるか、また、どの分野が消化できているかなども分かるはずです。もし、目指すゴールと自分の実力があまりにもかけ離れているなら、国公立大から私立大に変更するなど、この時点で志望校の見直しをすれば、その後の対策も無駄なくできるでしょう。
裏を返せば、夏までに一通りの基礎勉強を終わらせなければならないということです。そうしないと志望校の試験で何点くらい取れるのかをしっかりと判断できません。ですから、まずは、夏を目標に勉強を進めていきましょう。