基礎を重視しない予備校は避ける

勉強には基礎が重要です。どの教科であってもそれは変わりませんし、基礎力が無くては応用力が身につくわけがありません。しかし予備校や講師によっては、基礎学力が備わっていない生徒にテクニックだけを教え込んで、難しい問題を解かせるところもあります。そうすると、生徒はテクニックで問題が解けただけということに気づかず、応用力がついたと錯覚。初見の問題や少しひねった問題に出くわすと、解けなくなってしまうのです。数学の問題を解くとき、九九は覚えていても掛け算を知らない生徒に、3桁の掛け算が必要な応用問題を出しても計算はできないのと同じことが起こります。

医学部受験対策では、夏までにしっかりと基礎学力を身につけるべきです。入試の土台となる基礎力が身についていないと、似た内容の問題なら解けても、応用問題は解けないという事態に陥ってしまいます。説明会でやたらと「受験テクニック教えます」といったことを強調する予備校は決める前に少し考えるべきです。
入試問題を解くときに、テクニックが必要なことは間違いありません。しかし、それは基礎の勉強をきちんとこなし、最後の仕上げで身につければ良いことなのです。

チューターのサポート態勢や立場も要確認

予備校によっては、チューターがいる場合もあります。チューターとは、個人指導者とかアドバイザーという意味ですが、予備校では一般的に学習をサポートする学生スタッフを指します。

これから受験をする人に勧めたいのは、生徒の色々な質問に答えてくれるスタッフとして、現役医大生を常駐させている予備校です。予備校によって様々な立場のチューターがいると思いますが、あえて現役医大生にこだわりたいです。
その理由は、医学部学生で現役という彼らのメリットを最大限に活かして、実に様々な質問に答えてくれるからです。各教科での質問はもちろん、医学部受験の先輩として悩み相談にのってくれたり、大学生活についても教えてくれます。また、実際に医学部受験を経験した人からのアドバイスは、苦悩している受験生にとってもリアリティがあるので、時として講師からの言葉以上の力を発揮する場合もあるのです。年齢も近いため、講師より親近感があるので、気軽に相談できるというメリットもあります。そして、相談しているうちに「自分もこの大学に行きたい」「医学部に合格したい」というモチベーションも上がる相乗効果があるのです。

特に秋になって受験本番まであと数カ月になると、情緒不安定になる生徒が出てきます。そんな時、チューターと話をすることで心の安定を取り戻したという話もよく耳にします。何を相談するわけでもなく、ただ漠然と日常の会話を交わすだけで心が落ち着くというのはどんな立派な講師にも優秀な担任にもできないことです。
ですから、あえて現役医大生をチューターとして置いている予備校をお勧めします。