早起きと朝食を習慣づけ、規則正しい生活を

それでは、具体的に合格までの生活について考えてきましょう。
「効率的な勉強法は?」という疑問が多く見受けられますが、効率的な勉強法に触れる前に、まずは規則正しい生活を習慣づけることをお勧めします。なぜなら、高校や予備校に度々遅刻してしまうような受験生はあまり入試で良い結果を残せていませんが、規則正しい生活を送って学校や予備校に通っている受験生は、合格を勝ち取っている場合が多いからです。特に「いつも成績が悪いのに奇跡的に合格した」というような受験生は、ほとんどが早起きをして規則正しい生活を送っています。

そこで、まず改めて考えたいのは1日のスケジュールです。受験生に勉強する時間帯を聞いてみると、夜中も勉強している人が多いようです。夜は静かですし集中して勉強ができるような気がします。そのため、つい明け方まで徹夜で受験勉強をして、朝は遅くまで寝てしまうという昼夜逆転した生活になってしまうのです。いわゆる夜型の受験生は、寝る時間も一定しておらず、生活リズムが狂ってしまいます。その結果、昼間の授業では集中力が発揮できず、勉強をしていても身につかないことが多いのです。

受験生にとって理想的な1日は、できれば朝5時くらいに起きて、少し運動をした後に、炭水化物が多めの朝食を摂ることです。炭水化物が消化されてできるグルコースは、脳を活性化するために必要な栄養素。脳も栄養を与えてあげなければ、しっかりと機能することはできません。「朝食を抜く生徒はなかなか成績が上がらない」と言われている理由はこのためです。受験生にとって朝食はとても大切なものだということを忘れないようにしましょう。

朝食後は、より脳を活性化させるために手を使って勉強する計算練習をしてください。脳が活性化してきたら、前日の復習をして知識を定着させましょう。
人は睡眠中に記憶を整理するため、夜寝る前は暗記物の勉強をした方が効率的です。睡眠は身体の疲れを回復させるだけでなく、脳の疲れも回復させます。できれば6時間程度の睡眠を維持するよう心掛けてください。
勉強中に眠くなった場合は無理をせず、10~15分程度の仮眠をとります。寝過ぎると生活リズムが狂ってしまいますが、10~15分程度の仮眠は脳をリフレッシュさせ、その後の集中力を高めてくれるはずです。