在籍大学や出身校はあまり関係がない

医学部を再受験する人は、現在の在籍大学や出身高校のレベルを意識して、医学部再受験を見当する傾向にあるが、それはあまり関係ないと考えたほうが無難だ。プライドが膨らんで、医学部の難易度を過小評価する傾向にあるので、気をつけよう。特に、高校時代の成績はまったく関係がない。

また、医学部再受験と他のことを両立するのはかなり難しいということも肝に銘じておこう。

就職活動と並行したり、大学在学生は友だちと同じように遊ぶ生活をしていたり、大学院入試や公務員試験に失敗したから医学部に再受験するというのでは、かなり難しい。

医学部再受験の基準は東大理Ⅰ

医学部再受験を考えるとき「東大理Ⅰ」に入れる能力が自分にあるのかを考えるのがひとつの基準になる。この自信がない場合、再受験は避けたほうがいい。医学部再受験は一度はじめるとなかなか抜け出せない。合格するまでも大変だが、合格してからも大変。不合格が続けば、ずるずると深刻な状況に落ち込んで行きかねない。思いきる前に熟慮が必要だ。

全科目まんべんなく学力を要求されるのが医学部の入試だが、科目の中では特に数学が重要で、ここに苦手意識のある医学部再受験者はかなりのがんばりを要求される。医学部の過去問を眺めてみて、それが解けそうもないという印象を受けたら厳しいと思おう。

「再受験生は合否判定で不利」はデマ

再受験生の間で常に話題になるのは「再受験は合否判定で不利になる」ということだ。これは何の根拠もない噂で、30代までは、たいていどの大学でも合格者が学年一人はいる。問題なのはこのような何の根拠もない噂を信じてしまう神経で、再受験に成功する人はそのようなことには脇目もふらずに勉強する。

医学部受験は25歳くらいまでは年齢の心配をする必要はない。25~30歳の人は志望動機をはっきりさせたうえで、ボーダーラインよりも少し上の点数を目指す。30歳以上の人は、ボーダーよりも1割点数を多く取るぐらいの気概が欲しい。ここまでやって、再受験の不安を吹き飛ばす実力がつくだろう。

医師になるまで、なってからのビジョンを明確に持つ

再受験で考えたいのは医学部に合格したとしても、医師になるまでにはとても長い時間がかかるということだ。受験期間、学生生活、初期研修で10年間かかる。年齢のことを考えて合格後に心が持たなくなることもあるので、再受験ではそこまで考えたい。

そこまで考えたうえでやってみようと思う人は、まずセンター試験を1年分、制限時間どおりに解くことから始めてみよう。