医学部専門予備校が勧める参考書・問題集とは?

大型書店の壁面いっぱいに並ぶ参考書と問題集。どれを手に取ってよいのかわからない・・・そんな印象はないだろうか? そこで、医学部専門予備校の講師から予備校のテキストの他に実際に取り組んでいる参考書や問題集について伺った。同時に現役医大生の声を元に参考書・問題集を紹介する。(※講師によって指導法が違うので、ひとつの参考としてとらえてもらいたい)

数学の問題集はこう使う

数学は数多く問題を解いたほうが勝ちだと思われがち。もちろんそれにこしたことはないが、実は重要なのは反復学習だ。模試でつまずいた問題に対して、3日後、1ヶ月、3ヶ月後というように複数回解かせることによって定着させていく。そのときに課題として問題集を使用するが、最初のページから解いていくというような使い方ではなく、つまずいた問題に対する類題を探し、そこを重点的に解いていく。

その点を踏まえると、自分で学習する受験生は、苦手とする問題について詳しい、もしくは類題の多い参考書や問題集を手にするべきだろう。

ちなみに現役医大生の間では「大学への数学」(東京出版編集部)が不動の人気を誇っている。「大学への数学」というと難問のイメージが強いが、月刊のほかに「大学への数学 1対1対応の演習」という分野別に基本から標準問題を精選した物も出されている。

英語の参考書・問題集の選び方

英語学習には段階がある。まずは最低限の単語を習得することが必要となる。単語の数は英語の強さと比例するからだ。まずは「英単語ターゲット1900」(旺文社)をマスターすること。このとき本書を完全収録し、例文の入っている別売りのCDも同時に活用するといい。CDは聞き流すだけでなく必ず自分の声に出してみることで、発音・アクセント対策も同時に行える。長文読解に関しても、CDの付いた参考書や問題集が望ましい。1日30分~1時間と決めて、CDを聞きながらの音読を継続することで長文読解に対してもかなりの力がつく。

理科系科目の参考書と問題集

生物、化学共に教科書レベルの参考書と図録を使用。辞書的に使用する。現役医大生から評価の高い参考書・問題集の中から数冊を紹介する。

物理…「名門の森 物理」(河合出版):1問から多くを吸収できるような詳細な解説。入試問題から良問を選りすぐり、さらに思いきって手を加えて磨きをかけた「名問」を収録。

化学…「高校これでわかる化学」(文英堂):教科書レベルを強化した、写真やイラスト満載のグラフィックな参考書。
「化学の新研究」(三省堂):現役医大生が受験時に使用した化学参考書の中でも評価の高い難関理系向け化学参考書のベストセラー。辞書的に使用するとよい。

生物…「実戦 生物重要問題集」(数研出版社):「生物基礎」と「生物」の問題が分野ごとに整理されている。標準的な問題を完璧にし、図示問題や記述問題にも対応。