受験に勝ち抜くには予備校選びが重要なポイントとなりますが、最難関と言われる医学部受験では、まさに合否を分ける要となる選択と言えるかもしれません。選択肢の代表格は大手予備校でしょう。

 大手予備校は講師の数も多く、またマスコミに名前が知られており、受験参考書などの著書を多く出版している有名講師も数多く在籍しています。そのため選択できる授業の数も豊富で、時間や予算に合わせ、自分にとって最適と思われるコースを選択できるという利点があります。

 もちろん欠点もあります。超人気講師の場合、大教室で授業が行われるため理解しづらかったり、集中を保ちづらかったり、あるいは有名な先生とは言え、自分のレベルやニーズに合わない、といった一方通行型授業になりがちです。加えて、地方の校舎では衛星中継による生放送、あるいは授業の録画の視聴などで、先生が現場に来ないケースも多々あります。地方にいても、東京などで実施される最新の授業を受けられるという利点もある一方で、じかに先生と接することができないことで、授業の効果が減じるケースも無いとは言えません。

 大手予備校には、「クラスメートの顔も良く分からない」「授業の行われる教室にカリキュラムに従って移動するだけ」「予備校側から顔も覚えてもらえない」という時代もありましたが、最近は担任制などをとるケースが増えました。そのため、一人ひとりの生徒への対応は改善されています。

 とは言え、大手予備校は学生数が多く、個人がその中に埋もれてしまう傾向があるのは否めません。こうした予備校に適しているのは、独立心が強く、自分にとってメリットのある授業を、自分の意思で選択するという積極性や、今自分が何をすべきかというビジョンを持った生徒と言えるでしょう。

メリット

  • 有名講師、名物講師が多い
  • 授業数が多い
  • 様々なレベルのクラスがある
  • テキストが整備されている
  • 地方にいても東京と同じ授業をビデオなどで受けられる

デメリット

  • 大教室での授業は集中しにくい
  • 講師に質問しにくい
  • 医学部に特化したクラスが無い場合もある
  • 自分の進度や弱点を指摘してくれる人がいない
  • 切磋琢磨し合える友人ができにくい
  • 授業をサボるのが容易