大手予備校と医学部受験専門予備校、どちらを選択するか

医学部受験をすると決め、自学自習でという人は一握りだろう。多くの受験生は予備校という選択肢を選ぶに違いない。

医学部受験のための予備校には「大手予備校」と「医学部受験専門予備校」があるが、このふたつには大きな差がある。大手予備校と医学部専門予備校について簡単にまとめてみよう。

大手予備校

  • 費用が安価(年間約45万円~84万円)。
  • 集団授業。100人規模の授業もある。
  • 基本的に自己管理し自主的に学習をする必要がある。

(詳しくは「大手予備校のメリット」参照)

医学部受験専門予備校

  • 費用が割高(年間400万円~600万円が平均価格帯)。
  • 少人数制授業、もしくは個別授業。
  • ひとりひとりの能力を把握し、管理してもらえる。

(詳しくは「専門予備校のメリット」参照)

まず、その学費の差に驚くだろう。この差には理由がある。そのことについて続いて考えてみよう。

大手予備校と医学部専門予備校の学費の差には理由がある

大手予備校と医学部専門予備校、この学費の差がどこから生まれるのか? まず大手予備校の授業形態からみてみよう。大手予備校は集団授業という高校の授業や学習塾と同じスタイルで授業が行われる。有名講師の授業となると100人規模の授業もざらだ。そこでは、自分を律して集中することが要求される。ぼんやりしていれば授業はどんどん進んで行ってしまう。授業が終わった後は自学自習が要求される。そして、大人数の授業のために、そのクラスの平均、もしくはテーマを絞った授業にならざるをえない。

それに対して医学部専門予備校はどうなのか? 医学部専門予備校は10人前後の少人数制で授業が行われることが多い。また、個別でマンツーマン授業を取り入れている予備校もある。一人ひとりの進捗度を講師が把握することができる。特にマンツーマンだと個々に合わせたカリキュラムで授業が進められる。授業の後の自習まで管理している予備校もあり、完全に管理された状態で勉強することになる。自習室の設備なども充実している。

実績を合格者数で見ない

大手予備校は受講生の人数が多いため、合格者の人数も多い。また、学力に余裕のある生徒が受験対策として受講しているケースも多く、難関医学部の入学者数も多い。

一方の医学部専門予備校は、受験者の希望するランクの大学にカスタマイズしたカリキュラムを組み、徹底的にあなたの学習を管理してくれる。

さて、あなたはどこのランクの医学部を希望しているのだろうか? 超難関と言われている医学部なのだろうか?

総合格者数や難関医学部の合格者数に左右されて医学部予備校を選んではいけない。自分は自身を厳しく律することのできる人間か? 要領の良い人間か? それとも管理されるのが苦手か? そして、どの大学を志望しているのか。

それを踏まえたうえで、学費と2種類の予備校のメリット・デメリットとにらめっこしながら予備校選びを慎重にしてもらいたい。