高校3年生の夏休み前までに教科書の範囲をおわらせる

受験勉強のスタートは早いことにこしたことはない。医学部の現役合格を目指すのであれば、高校3年生の夏休みまでに教科書の全範囲をひととおり終わらせておきたい。

なぜならば、現役生が唯一まとまった時間をとれるのが夏休みだからだ。

数学であれば、夏休みの間に微分積分の計算を体に定着させたい
(詳しくは「医学部合格のための数学勉強法」参照)。

理科に関して言えば医学部受験は2科目の受験もしなければならない。特に生物は医学部受験に頻出の人体に関する「遺伝」や「消化」といった項目が、新課程で中学の教育課程に組み込まれてしまったので、そこももう一度復習しておきたい。

英語は高校2年生がおわる段階でセンター試験を8割得点できる実力があれば理想的だ。単語、文法についてはおろそかになりやすいので発音記号なども含めまんべんなく学習しておくこと。高3生になったら過去問を通して長文読解に慣れよう。

学習だけでなく社会に開いた生活をする

受験というと学科の対策だけに意識が偏りがちだが、書籍や評論、ニュースなどにも関心を持つようにしたい。挨拶など当然のようだが、日常生活での態度も身につけておく。社会に開いた姿勢、コミュニケーション能力は医師として必要とされる素質だ。誰の前に立っても気持ち良い振る舞いと、豊かな人間性を身につけておきたい。

これは具体的に受験の何に結び付くのかと言えば、小論文・面接だ。学科がどんなに優秀でも、小論文で泣く医学部受験生は多い。非受験生の今のうちから科学全般に広い関心を持ち、同時に自己を省みて、科学や医療と自分の体験や経験をリンクさせて考えてみる訓練をしておこう。

また、今後は推薦入試やAO入試の枠が広がることを考えると、生徒会やボランティア活動への参加も重要な要素となる。そういった活動は、もし一般入試で受験することになっても小論文・面接では絶対に役に立つ。