集団面接でよく採用されている「集団討論(ディスカッション)」とは、あるテーマについて受験生が賛成意見と反対意見を表明し、反論・再反論のやり取りをするものです。反対、反論といっても口げんかになってしまってはいけません。常に相手の意見に耳を傾けながら、それを受けて自分の意見を発言することが期待されます。医師としてのコミュニケーション能力を問われていると思いましょう。

それでは具体的にどのようなことが行われるのかをみていきましょう。

どんなことをするのか

受験生が3~10人くらいの集団に分けられて、与えられたテーマについて話し合います。その様子を面接官が見て、判定します。

このとき、面接官が司会進行を務めるケースと、受験生の中から司会を決めるケースが多いようです。多人数の場での発言に自信がない場合は司会進行を志願することもひとつのテクニックです。積極性をアピールすることができます。時間としては30分~1時間としている大学が多いようです。

どんなテーマが出されるのか

医療従事者を志願する者として適性を見るため、以下のようなテーマから出題される傾向にあります。

医療問題

「臓器移植について」「救急医療の問題点について」「遺伝子診断について」「尊厳死について」「認知症について」「代理母出産について」など

社会問題

「少子高齢化社会について」「いじめ」「携帯電話について」「高齢社会」など

発想力・論理的思考力を試す問題

学科試験と小論文試験と共に、総合的な判断基準として面接試験を考えるケース。各大学が独自の基準を持って評価します。

個人面談と集団討論の違い

個人面談が「面接官が患者だったとして、あなたに診てもらいと思うか」という視点からの試験であれば、集団討論は「面接官が医療チームの中であなたと仕事をしたいか」という視点から選考されていると考えてください。

志望する大学が集団討論を実施しているならば、過去のテーマを調べることで、その大学が特にどのような資質を重視しているかがわかります。

コラム:Column

各学校で違う集団討論のルール

集団討論のルールは各大学によって違います。司会進行を受験生の中から選出することもあれば、面接官が行うこともあります。また司会を設けないケースや司会については何も指示が出されないケースもあり、まちまちです。進行の仕方もあらかじめ決まっている場合と、何も決められていない場合があります。最後に発表を求められる場合もあります。自分の受験校のケースを分析して、対策を練ることは重要です。