志望理由について整理する

ほとんどの大学で聞かれるのが志望理由です。受験する大学ごとに志望理由を前もって整理しておかなければなりません。願書出願時に「志望動機書」の提出を義務づけている大学もあります。志望理由をまとめる際の手順はこうです。

  • 1. 私は~という理由から医師を目指しています。
  • 2. そして、~という医師像を理想と考えています、
  • 3. そのためには、~が必要と考えたため、貴大学の~という特徴に魅力を感じ志望するにいたりました。

それでは上から順にポイントをみていきましょう。

1. 「なぜ医師・歯科医師を目指すのか」

最も基本的な質問です。ただ単に「ひとの役にたちたかったから」では、「他の職業でも良いのでは?」と返されてしまいます。自分の経験から具体的になぜ医師を目指すのかを書きだしてみましょう。医師は精神的・肉体的にハードな職業です。大学の勉強や国家試験など、大学に入学してから医師になるまでも数々のハードルが待ち構えています。それを耐えるだけの意志の強さがあるかが、この質問ではみられています。

2. 「理想の医師・歯科医師像」

小論文においても問われることの多い質問です。①と関連付けて述べることが望ましい。「理想に近づくにはどうすればいいか」まで考えれおくと次の③にスムーズにつながります。

3. 「本学志望動機」

これは大学ごとの特色を調べ、「他の大学ではダメだ、この大学だからこそ出来ることなのだ」ということをアピールする必要があります。入学案内のパンフレットなどの情報では圧倒的に足りません。他の受験者と差をつけるために、受験校の建学の精神など一歩踏み込んだところを学校の先生や予備校などを活用しながら情報収集していきましょう。

自己PRはどのようにすれば良いのか?

面接試験は「自分がどれほど医師に向いているか」を売り込む場だということを肝に銘じましょう。「じぶんはどれほど医師に向いているか」といった自己アピール文を3分バージョン(900字程度)、1分バージョン(300字程度)であらかじめまとめておきましょう。

次に自己PRに関して頻出している質問について解説していきます。

1. 「あなたの長所、短所は何か」

長所は「~の点から大学に貢献できる」「~の点は医療現場で活かせる」という文脈で述べます。「医療従事者としての長所」を問われているのだということを常に頭に置いておきましょう。例えば「サッカーが得意だ」というだけでは全く足りない。「サッカーで培った体力と、チームプレイの精神が貴大学の貢献できると共に、医師としても必要なものである」というように述べましょう。
また、短所を自分から上げるのは抵抗があると思います、「~という短所があるけれども、克服するため~に取り組んでいる」というように克服方法を示すことによって、向上心のアピールをすることができます。

2. 「高校時代に心に残ったことは何か」

この質問にも常に医療従事者としての観点を持って答えなければなりません。「~が心に残っていて、この経験は医療従事者を目指す者として~の点から有意義であった」というように述べます。
高卒生の場合には「浪人生活は辛かったか」と問われることが多いようです。「浪人生活は大学教育を受けられなくて辛かったが。この経験は~という点から将来に活かすことができる」と前向きな姿勢を示すことが大切です。

3. 「最近のニュースで気になることは何か」

医療従事者を志すものとして社会に開いているかを問われる質問です。専門知識を問われているのではありません。医療面を中心に毎日、新聞をチェックする、隙間時間にテレビやネットでニュースをチェックしておくというようなことを常に心がけましょう。その他の特別なことは必要ありません。
答え方としては、例えば「医療過誤」について述べる場合、「医療過誤をなくすために私ならこうする」という点を踏まえて回答することが求められます。